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紀南抄「森浦投手 今年は好調」

 新宮市出身で、今年プロ4年目の広島カープ・森浦大輔投手の調子が良い。ルーキーイヤーから2年連続で50試合以上登板し、チームのブルペンを支えたが、昨季は春先から調子を落とし、13試合の登板にとどまった。それだけに今年にかける思いは強い。

 先週末は本拠地マツダスタジアムで巨人と3連戦。2戦目は6回途中、一死3塁のピンチで先発の九里投手からバトンを受けマウンドに上がった。長野選手は四球で歩かせたものの、続く丸選手を併殺打に打ち取り無失点で切り抜けた。このままチームは逃げ切り、先発の九里投手に待望の今季初勝利がつき、試合後のお立ち台には好リリーフを見せた森浦投手も呼ばれた。

 圧巻だったのは3戦目。先発のアドゥワ投手の後を受けこの日も6回途中に登板。広島リードの展開だったが、無死1、2塁で、複数得点を与えれば流れが相手に向く局面。森浦投手は冷静だった。坂本選手ら3人をいずれも空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。

 映像で見ても表情が落ち着いていた。チーム、ファンの信頼感をがっちり得た森浦投手の今後に期待したい。

【F】

      5月21日の記事

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