那智勝浦新宮道路を舞台に毎年開かれていた「天空ハーフマラソン大会」は昨年11月の第9回大会を最後に終了した。最後となる実行委員会が開かれ、今大会の事業報告などを承認し、解散した。
紀伊半島大水害からの復興を願い2012年に始まった大会。自動車専用道路をコースとするマラソン大会は全国的にめずらしく、毎年2000人を超える参加者が全国各地から集まった。名称の通り、高架道路からは街並みや海が一望でき、車窓からの雰囲気とはまた違った情景を楽しめるとランナーには評判だったので、少し残念な気持ちもある。
開催にあたっては、自動車専用道路を約半日間にわたり通行止めにすることから、関係機関との調整をはじめ大会運営には大きな苦労があっただろう。実行委員会のみならず、多くのボランティアの支えにより全9回大会で大きな事故なく終了できたことはよかった。
田岡実千年新宮市長、堀順一郎那智勝浦町長ともに、この大会は終了したが、これに代わるスポーツを楽しめる大会の開催について今後検討するとしていたので、期待したい。
【F】