新型コロナウイルス感染症は、昨年5月8日に感染症法上の位置付けが5類に引き下げられ1年が経過。直近の県内の感染者数(医療機関からの報告数)は、昨年の同時期よりも少なく、引き下げ後最低水準となっている。
一昨年、昨年の状況を見ると年2回から3回の波がある。昨年は4月上旬と11月中旬に感染者数が最も少なく、その後増加。8月下旬と1月下旬にピークがあった。今年も同じようなサイクルになるのではないかと推察している。都市部では現在は患者数が増えつつあるよう。
先日、三重紀北消防組合消防本部で昨年の救急搬送統計を取材した際、担当者が「引き続き感染防止対策を」と話していた。いわゆる高リスク者では重症化リスクがなくなったわけではなく、後遺症についても解明されていないことが多いよう。感染拡大期にはまだまだ自己防衛策が必要だ。
外国人旅行者が多く来日しているなど環境の変化もある。さらなる変異株など、引き続き最新動向に気を付けておきたい。
(M)