冬の代表的なスポーツのひとつ駅伝。高校生ランナーが冬の京都でたすきをつなぐ「全国高校駅伝」が24日に行われ、女子では最終区の競技場内で大逆転があるなど、見ごたえたっぷりのレースだった。新年1月2日と3日には、大学三大駅伝を締めくくる「箱根駅伝」が行われる。2年連続の3冠を目指す駒澤大学が前評判通りの強さを見せるのか、それともストップをかける大学が現れるのか、楽しみにしたい。
2月11日に和歌山市で開かれる「和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝大会」に出場する新宮市チームは11月下旬から練習に取り組んでいる。自分が子どものころにはなかった大会で、少しうらやましく思いながらいつも取材しているが、男女のキャプテンはそろって過去最高順位となる10位以内を目指すと力強く話してくれた。
数あるチームスポーツの中でも駅伝は総合力によって争われるスポーツと言える。1人が突出していても勝てる保障はなく、1人がブレーキでもみんなでカバーして勝てることもある。いろいろなドラマが生まれるのが駅伝。選手全員の健闘に期待したい。
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