非常に寒い。先週末、日本列島に今季最強の寒波が流れ込んだ。降雪地帯では日本側を中心に大雪に見舞われ、当地方でも朝や夜に平地で雪が降り、冬の到来を感じさせた。その１週間前には「春が来たか」と思うくらいの季節外れの温かさがあり、たしか外で半袖で過ごせたのだが、私は白昼夢でも見ていたのだろうか。

　急に寒くなると気になることがいくつかある。まず気温に伴う体調の変化や、暖房を強く稼働させることによる乾燥への対応だ。常に温かい格好をして冷えを防ぐ。喉（のど）の乾燥はのどの痛みや声がれ、咳（せき）、感染症などのリスクを上げるため、加湿やこまめな水分補給、マスク着用での就寝などで対策する。

　山間部に行く時には、積雪の可能性を考慮する必要もある。夏タイヤで行ってスリップしたり、立ち往生したりとなれば後で大変である。

　一方、気象庁の２７日から１月３日までの５日間を対象とした早期天候情報（２２日発表）では、２８日ごろから全国的に気温が高くなる可能性も示されているから不思議な冬だ。温かいお正月が来たなら、これまた気が緩みそうである。

【稜】