おわせ魚まつりが16日、尾鷲魚市場の特設会場で行われた。スタート時には客足もまばらで、関係者から、3年空いたことで市民の意識が低調になったのでは、との趣旨の声が漏れ聞こえたが、しばらくしてイタダキ市で買い物した人たちが続々と訪れほっとした。
黒潮道路側のセリ場では、定置網でとれた鮮魚の販売、刺身盛り合わせや干物、大敷汁のふるまい、マグロの解体ショーなどが行われたが、岸壁側では12月2回目のイタダキ市が行われ、こちらは尾鷲高校吹奏楽部のステージ、子どもたちへのプレゼント配布などの催しがあり、会場内を何度か行ったり来たりした。
2つの会場の間、漁協の事務所下のスペースには、トロ箱に魚を入れたタッチプールや〝ミニ水族館〟があったものの、2つのイベントがつながっていない印象を受けた。もったいないと思う。
新型コロナウイルス感染症の影響での中断を経て「手さぐりでの実施」となったと思う。来年はより多くの観光客を呼べる取り組みになればいい。
(M)