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紀南抄「甲子園目指した戦い」

 第105回全国高校野球選手権の三重大会が7日、和歌山大会が11日にそれぞれ開幕する。まず、三重大会。地元勢のうち紀南は昨秋、部員不足により合同チームで公式戦を戦ったが、今春に1年生が入部して今大会は単独チームで臨む。若いチームで経験不足も懸念されるが、勢いに乗れば実力以上のものが発揮できることもある。木本は昨秋の県大会で4位となり、選抜甲子園の21世紀枠最終候補に選ばれた。「県1位になって甲子園」を合言葉に夏に照準を合わせており期待がかかる。
 
 一方の和歌山大会。組み合わせ抽選の結果、地元勢3校が2日目の1~3試合で順に登場する。近大新宮は昨秋県2位で近畿大会に初出場するも、初戦で敗れ甲子園出場を逃した。「今度こそ」の思いで頂点を狙う。新宮は今春就任した監督が1回戦からの登場を歓迎。「やぐらを駆け上がりたい」と選手にも檄を飛ばす。新翔は串本古座、貴志川、有田中央との合同チームで臨む。全力プレーで勝利をつかんでほしい。
 
 夏の代名詞でもある高校野球。球児の暑い夏を今年も応援したい。
 
【F】

      7月 4日の記事

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