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不連続線「実のある議論を望む」

 尾鷲市議会の定例会が28日、開会する。令和5年度当初予算が主な話題。市民生活の向上、地域の活力のために実のある議論を期待したい。

 議員提案として、議員の期末手当カットの条例改正案が提出される見込み。昨年は会期途中に同趣旨の提案があり、反対多数で否決されている。今回は多少、話し合う時間がある。市民が納得できる議論をしてほしい。〝派閥〟的な考えで結論をだすのは市民をあきれさせることになる。

 一般会計当初予算案については、2億、3億かかるいわゆる大型事業がないにもかかわらず規模が拡大した。加藤千速市長は会見で「100億以内に収めたかった」と話していた。当面の財政運営は問題ないとの認識を示したものの、将来的にはスリム化が求められる。

 どうやって地域にお金を引っ張る、あるいは生み出すかというのも課題。「ゼロカーボンシティ」に関し、環境投資として多くの寄付が受け入れられればいいが、今後、一層競争が激しくなることが見込まれる。

 来年度は本格的にウイズコロナの社会になる。3年間できなかった販促キャンペーンも再開できる。稼ぐ部分についても盛んな議論を求めたい。

(M)

      2月27日の記事

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