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不連続線「明るさと暗さ」

 昨年末にあった向井地区での加藤市長の市民懇談会。住民からの意見の中に「タンクヤードがなくなり、道路が非常に暗い」という声があった。「帰りに通ってみれば」とのことだったので、行ってみると確かに真っ暗。国道42号から防災道路を通って向井地区に通じるメインルート。矢浜街道からの往来もあるはず。周辺に民家がないとはいえ、危険を感じるのも無理はないと思った。

 一方、尾鷲の魅力の一つに星のきれいさが挙げられる。まちなかから少し、車で10分、15分移動すれば、満天の星が楽しめる。目がよくて、場所が分かっていれば、肉眼でアンドロメダ銀河が判別できるほど。

 天文界隈では夜のまちの明るさを「光害」と問題視。観望の天敵になっている。自治体によっては、光が上空に影響しない街灯にするなど工夫している。

 第2ヤードにはグランピング施設ができることになっている。外に出て上を見るときらめく星空という場所。街灯を整備する時も、例えば高さを低くして覆いを工夫したり、足元だけを照らすものにするなど、夜道の明るさ・安全と、暗さ・星を眺める楽しさを両立できるよう市役所には配慮を求めたい。

(M)

      1月21日の記事

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