尾鷲で今季初の氷点下となった20日早朝、地面から50センチほどの高さにある屋外の立水栓の蛇口が凍結して回らなかった。ほぼほぼ地面に埋まって散水栓ボックスに入ったもう一か所は水が出たが、それにつないでいたホースの中の残り水は凍り付いていた。
水道管の凍結や蛇口の破裂が多く発生するとされている目安は氷点下4度。凍結しやすいものとして、屋外でむき出しになっていたり、風当たりの強い北向きの寒いところにある水道管、蛇口などが挙げられる。
尾鷲で氷点下4度といえば、2012年2月3日。午前7時7分に氷点下4.1度を記録、それ以降は氷点下0.6度~2.9度で推移しているが、尾鷲の観測所があるのは中心部。郊外や山の近くなど、市街地から離れるほど気温は低くなる。水は0度を下回ると凍り始めるが、氷点下0.6度で凍るわけはなく、周囲の状況によって気温が低くなることが分かる。
水道凍結指数なるものも発表されているが、あくまでその地域を代表する地点でのこと。凍結だけで済めばいいが、破裂すれば大ごとになる。再び寒波がやってくるとの予報。自宅の状況を考えて早めの対処を。
(J)