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不連続線「野球場整備は『事業』として」

 くまのベースボールフェスタ練習試合in熊野2022が26、27の両日、熊野市を中心に尾鷲市から和歌山県新宮市のグラウンドで行われた。尾鷲高校、木本高校が、主に中部、東日本地域の強豪校と対戦した。

 普段は、対戦できないチームと試合するのは非常にいい経験になったことと思う。地元の学校にはぜひ来夏に向けた練習に生かしてほしい。

 市営野球場は、中部電力尾鷲三田火力発電所跡地に移転する見込み。「現在の球場と同程度のもの」ということだが、どうせ新しく整備するなら、バックネット裏から内野席のスタンド化とバックスクリーン付近にも観客が入れるようにしてもらいたい。

 しっかりした津波対策は最低条件だが、大会や合宿を誘致できれば、選手や関係者、応援の家族などの宿泊や飲食需要も取り込める。むしろ、積極的にそれらの誘致に取り組むべきだろう。「新しくしたのはいいが、競技人口の減少で利用率が低迷」ということになると、目も当てられない。熊野市の〝2匹目のドジョウ〟かもしれないが、全国が対象ならニーズも見込める。単なる野球場整備でなく、利活用を含めた〝事業〟として整備を図ることが望ましい。

(M)

      11月28日の記事

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