夏休みもあとわずか。新学期へ向けて生活リズムを整えるために、子どもたちと一緒に早朝ラジオ体操に参加している。少し歩いて体を動かすだけだが、気分がすっきりしてスムーズに1日を始めることができる。
ラジオ体操の前に流れる「ラジオ体操の歌」。明るいメロディが元気をくれるので、密かに口ずさんでいる。同じような感じの「運動会の歌」も好きだ。”みどりの風に朝を呼ぶ~”から始まるこの歌、全国共通かと思いきや、実は何と和歌山県限定なのだそう。
昭和28年に起こった紀州大水害からの復興を願って、一般から募集して作られたという。子どもたちに元気や希望を届けたいとの思いが込められたこの歌を、運動会で歌う小学校が県内に広がっていったそう。私も小学生の時に歌ったので、今でもほぼ覚えている。
運動会の歌なのになぜか、”明日の日本を背負うのだ”という、子どもたちに日本の未来を託すスケールの大きい歌詞である。最近では市内でもあまり歌われているところを見る機会がないが、さわやかで希望に満ちあふれているこの歌が全国に広まり、長く歌い継がれていってほしいと思う。
【織】