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不連続線「被災時の情報提供」

 尾鷲市は26日、行野浦で関係機関合同災害対処訓練を実施。警察、消防、自衛隊はもとより、建設や水道の組合など19機関と行野浦の住民合わせて195人が参加し、具体的な被害状況に合った連携・協力体制を確認した。

 かなり以前、御浜町で職員の図上訓練に記者の参加が呼び掛けられたことがあったらしい。「今、どんな状況か?」とか「締め切りがあるから、早く情報を出してくれ」と、せっつく係を期待されたという。訓練時にどこかの記者が顔をだしたかまでは知らないが、興味深い取り組みだ。

 まち全体が被害に遭うような大規模災害時に、地域の新聞社として住民に期待されること、住民に対して貢献できることは何かを考えた。被害の概要を伝えるのはもちろんとして、どこの避難所が開いているのか。通れる道路、炊き出しや給水の日時などが頭に浮かぶ。

 誰が無事かというのも災害時は重要。個人情報保護の壁があるものの、速やかに情報共有できる仕組みがあれば、無用な捜索を回避し別の人の救助に当たれるし、行政職員が安否の問い合わせに応対する手間も減らせる。自治会や自主防災会などで検討してもらいたいテーマである。

(M)

      6月29日の記事

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