長く楽しむ革細工の魅力
第４回ＴＯＮＴＯＮ作品展
店内で即売も実施

 

　新宮市佐野で活動するレザークラフトサークル「ｔｏｎｔｏｎ（とんとん）」（太田惠造代表）の第４回作品展が、７月２日（土）まで「くまの茶房」で開催されている。カバンや財布、小物などメンバー１２人が制作した味わいある作品が店内に連なる。即売も実施しており、タグ付きの作品はほとんどが購入できる。

 

　同サークルは、月２回活動している趣味のサークル（コロナ禍で現在は新規メンバーを受け付けていない）。１１～１２年ほど前に学校育友会の活動で幼稚園、保育園の職員らと紙バンド「エコクラフト」でかごなどを作っていた太田さんが、革にも興味を持ったことをきっかけに、当初３人で立ち上げた。当時は周りに教えてくれる人もいない中、本や動画などで学びながら制作を進めた。

 

　「作るだけでなく誰かに見てもらいたい」と、８年ほど前から２年おきに「くまの茶房」で作品展を開催。今回は１００点近くを出品。最近始めた人から長く続けプロの実力に迫るような人までおり、作品の種類も幅広い。太田さんはレザークラフトの魅力について「下手でも革の質感で満足できる作品が作りやすい。また、使っているうちに風合いが変化し、愛着がわく」と話した。

 

　来場者に向け「プロでなくてもこんなものが作れるのか、と見てもらえたら。また今は新しいメンバーは入れられないが、自分でもできるのかと考えながら見てもらいたい」と話した。
TEL.０７３５-２１-１７６１

 

新宮市井の沢１０-７
営業時間/９時～１９時
定休日/月曜日、第１・３・５日曜日