坂道で走り出そうとしたところ、平坦な道を走るときのギア比で上りはじめようとしたため、想定していた電動アシストが効かずに転倒した。前ブレーキのブレーキブロックの金属部分が露出するほど異常に摩耗した状態で使い続けて前輪がパンクして転倒した…。
通勤や買い物、坂の多い場所や高齢者にとっても、使いやすい電動アシスト自転車だが、独立行政法人製品評価技術基盤機構は、2017年からの5年間に366件の事故があったとして、正しい乗り方や定期点検を促している。
ペダルをこぐ際に電動モーターが補助(アシスト)する自転車で、時速が10キロ未満では人の力が1に対して補助比率が2、10キロ以上は速度が上がるにつれて補助する比率が下がり、24キロ以上では人の力だけになる。
幸い、三重県内で事故の報告はないが、一般的な自転車としての注意点のほか、バッテリー搭載製品として注意する点もあり、全国的にはバッテリー内部に水が入って内部の腐食や不具合を引き起こし、発火した事故も起こっている。
安全に乗り続けるために、乗車前や初期点検を含めた定期点検を行うとともに、最新のリコール情報の確認を。
(J)