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不連続線「宇宙開発」

 小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂に、複数のアミノ酸が含まれていた、という話がニュースになった。生命の起源や、地球以外の星にも生命がいるかといった議論の手がかりとなるものだ。
 
 これまで、地球に落ちて来た隕石からもアミノ酸が見つかっていたが、地球由来か隕石由来かを確実に判断できなかった。今回は、地球以外にもアミノ酸が存在することを確認した。
 
 宇宙産業は、これから大いに伸びる分野。三重県も航空宇宙産業振興に力を入れている。現在は、航空がメインだが、宇宙エレベーターの計画もある。10年後、20年後には宇宙関係事業が大きな産業になる可能性がある。
 
 尾鷲三田火力発電所の跡地利用は、今の段階では固まっていない。海産物の陸上養殖や大規模製材所といった案が出ている。まったくの新規事業を呼ぶのなら、素材や小型人工衛星の組み立てなどの宇宙産業もありではないか。「星のまち」も尾鷲の売りの一つ。港湾利用との連携も考えられる。和歌山県串本町に民間の打ち上げ場ができたが、周辺には工業用地がない。案が固まるまでは、選択肢は幅広い方がよい。
 
(M)

      6月13日の記事

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