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くまの茶房

いろんな素材で映画切り抜く
西浦元康さん「春の作品展」
 
 新宮市田鶴原町の西浦元康さんによる「春の作品展」が4月2日(土)まで開催されている。元々は西浦さんが指導している絵画教室の作品展を行う予定だったが、新型コロナの影響で完成に至らない生徒もいたことから、西浦さん自身の作品を13点展示している。
 
 物心がついたときから絵を描くのが好きだった。高校卒業後に京都の美大へ進んだが、京都府の太秦で就職して映画の小道具装飾の仕事をしている間は絵からは遠ざかっていた。23~24歳で新宮市に戻ってきた際に新宮高校の美術の非常勤講師となってからは人への指導も熱心に行うようになり、現在は近大新宮中・高で非常勤講師として活躍しているほか絵画教室で子ども向けの「ぷちしるば」、大人向けの「絵布会」などで教えている。
 
 自身の個展をくまの茶房で行うのは今回が初めて。作品は、映画が好きな西浦さんがさまざまな俳優や映画のシーンをコラージュして表現したもの。特に春らしい作品を選んだ。手法や画材もアクリル絵の具やえんぴつ、マジック、ホッチキス、カラーワイヤーなどさまざま。台紙には、自分ですいた紙も使用した。
 
 西浦さんは「いろんな素材で作りました。昔の俳優さんを描いているので、懐かしがってもらえたら。ぜひ来てもらえればと思います」と話した。また、絵の魅力について「好きなことをただしている感じなんです」とほほえんだ。
 
TEL.0735-21-1761
新宮市井の沢10-7
営業時間/9時~19時
定休日/月曜日、第1・3・5日曜日
 

      3月11日の記事

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