あちこちでウメや早咲きのサクラが見ごろを迎え、いよいよ春らしくなってきたなと感じる今日この頃。各地で卒業式が行われ、子どもたちが思い出の詰まった学び舎から次のステージへ向けて巣立っていっている。
私事だが、間もなく年長の末っ子が保育所を卒園する。長男から数えると約10年、雨の日も風の日も毎日送迎した。その手間から解放されるうれしさと同時に、あっという間の子どもの成長に一抹の寂しさも感じる。
当地方でも年明けからコロナ感染者が急増し、学校生活最後のイベントが中止や規模縮小となってしまっている。我が子の卒園遠足も電車もバスもだめということで、徒歩で行ける範囲での実施となった。それでも先生方は何とか思い出に残るようにと工夫を凝らしてくれたため、とても楽しく過ごせたようで、本当に感謝しかない。
新生活では環境がガラッと変わり、不安と期待が入り混じっている人もいるだろう。コロナ禍で制約が多い中、我慢しながらも前向きに取り組んできたという経験は、今後の生活にきっと役立つだろう。大きく成長した姿で羽ばたいていってほしい。
【織】