三重県に出されていたまん延防止等重点措置が期限の6日をもって解除される。東紀州は1月31日から36日ぶりに飲食店への時短要請が解除されるほか、コミュニティーセンターなどの自主事業や調理室の利用も再開されることになる。
東海地方では愛知と岐阜が21日まで延長され、3県の判断が分かれたが、その背景には県内は感染者数が減少傾向にあることや、病床使用率が50%を下回っていること、飲食店由来の感染が少ないことなどを挙げている。
2月3日に1000人を超えた新規感染者。減少傾向とはいえ、高止まりの感は否めないし、当地方でもいずれかの市町で新規感染者が出ている。オミクロン株よりさらに感染力が強いとされるステルスオミクロン株が国内でも確認され、不安はなかなか払しょくできない。
見えない敵である以上、感染する可能性は誰にもある。2年余りのコロナとの生活で、マスクの着用や手洗い、手指消毒、3密の回避など新しい生活様式が定着しているが、就職や進学を機会に移動が多くなる年度末を迎える。リスクの高い行動や感染を広げるような行動は控え、気を緩めることなく、感染対策の徹底が求められる。
(J)