テレビゲームの面白さを知った小学生のころ、モンスターを育てて友達と交換する人気ゲームにはまっていた。ゲーム発売から四半世紀が経つが、先月21シリーズ目を発売するなど勢いは今なお衰えず、アニメに映画、カードゲーム、多彩なキャラクター商品などメディアミックスコンテンツとして世界有数の人気を持っている。
ゲーム内のキャラクターが地域の魅力を国内外に発信する「ポケモンローカルActs」により、三重県はラッコに似たキャラクターが就任した。「御三家」と呼ばれる冒険の最初で選ぶモンスター3体として登場したキャラクターで、最新作では御三家に返り咲いている。県産品とのコラボ商品で尾鷲ヒノキのコースターが発売され、第一弾として用意していた約500枚が2日間で完売した。安価で触れる機会も多く、尾鷲ヒノキの良いPRとして期待できると思う。
三重県のキャラクターは水タイプで、海産物や自然体験アクティビティのPRが今後の企画の目玉の一つとなれば、本紙地域にもチャンスが来る。プロジェクトは県が主導するが、市町と業者が連携して腹案を持っておくことが機会獲得につながるのではないか。
(R)