新型コロナウイルス感染症で、和歌山県は27日、新たに新宮保健所管内の8人を含む490人(速報値)の感染を確認したと発表した。県が一日に確認した感染者数としては、26日の347人を大幅に上回り過去最多。那智勝浦町天満にある社会福祉法人若葉福祉会のわかば保育園で6人の陽性が判明し、132例目のクラスターに認定した。県が確認した感染者は、計9230人となった。
県によると、わかば保育園の感染者6人は全員が園児。いずれも症状は安定しているか無症状という。現在、園児74人と職員13人の計87人を対象に検査を進めている。
入院患者数は526人で、病床使用率は83.0パーセント。待機者数(ホテル入室含む)は2327人となった。
490人の保健所別は、新宮8人、和歌山市285人、海南35人、岩出42人、橋本46人、湯浅12人、御坊17人、田辺43人、県外2人。
また、他に2件のクラスターを認定。御坊保健所管内の福祉施設で5人(131例目)、和歌山市の保育園で5人(133例目)の感染が判明した。