2022年が始まった。この地方の3が日はおおむね暖かで穏やかだった。一昨年の暮れから昨年1月にかけては、新型コロナウイルス感染症の拡大期で、帰省の自粛が呼び掛けられたこともあり、多くの人が帰省や年末年始の行楽を控えた。今年も自粛した人もいたと思われるが、昨年に比べると他府県ナンバーの車も多く見られた。
今年は「アフターコロナ」に向けて重要な1年になると思われる。感染拡大防止については一昨年、昨年の取り組みと反省点を踏まえ、より効果的な対応がとられることが求められる。
デジタル技術の生活への浸透に伴い、ソサエティー5.0という考え方が提唱されたが、コロナ禍を経て5.1とか5.2への〝バージョンアップ〟が起こっている。コロナが終息した後も、これらの変化は元には戻らないと考えられる。
ワーケーションや2地域居住、職場の居住地の分離は、地域にとってプラス要素と言える。期間限定ではあっても、地域内で生活する人が増えることはよい影響を生み出す。都市部の人に関心をもってもらえる取り組みをし、いかに発信するか。尾鷲市や紀北町にとってチャンスの1年になればよい。
(M)