気象庁は11月10日から、積雪の深さと降雪量の6時間先までの予報を開始。「今後の雪」としてホームページで公開している。
平成30年1月の首都圏や同年2月の北陸地方など、集中的・記録的な降雪で大規模な車両渋滞や滞留を引き起こしたことなどから、気象庁は令和元年11月に「現在の雪」の情報提供を開始。24時間前から現在までの積雪の深さと降雪量を降水分布図のようにスマホでも見ることができるようにしたが、今回は、これに6時間先までの予報を盛り込んで「今後の雪」にリニューアル。これにより、24時間前から6時間先までの分布を一体的に確認できるようになった。
本州でも温暖な地域の〝代表〟である当地方は、市街地での積雪はめったにないが、雪と無縁ではない。先日も雪がちらつき、山間部の日陰では雪が残ったし、平成26年には松阪から紀伊長島までの高速道路が通行止めになり、国道42号荷坂峠で立ち往生する車も発生、JRも亀山―紀伊長島間一時運転を見合わせた。
遠出をしようとすれば必ず峠越えが必要で、どうしても行かなければならないこともある。冬の装備とともに、情報の確認が大切になる。
(J)