低温調理肉やすっぽん鍋
居酒屋の気軽さと割烹の味

 

　気軽に入れる大人の酒場が２０日、新宮市の県東牟婁振興局沿いの通りにオープンした。手作り料理が自慢で、店主の上坪康貴さんは１８歳のころに料理の道を志して約３０年。大阪や東京の割烹（かっぽう）の店で手腕を振るってきた。

 

　店内はカウンター席５つと４人席３つ。新型コロナ対策として現在は入店人数を制限するほか、ロールカーテンによるテーブル席の仕切り、空気清浄機２台の導入などで感染対策を講じている。

 

　メニューは本格派ながら和食だけにこだわらずピザやステーキなどさまざま。「低温調理和牛ステーキ」や「壱樂餃子」、「すっぽんの小鍋」などおすすめも多数で、「ここらへんの人があまり食べられないようなものを」と、地元では珍しい食材を多く使用している。だしは昆布とカツオからとったもので、やさしい味かつ旨みを感じられる仕上がりに。酒類も店主こだわりの焼酎をはじめ、ビール、ワイン、日本酒、カクテルなど多種多様。

 

　コンセプトは、味は確かながら気楽に入れる「居酒屋と割烹の間の店」。お客さん同士が気さくに交流できるような場所を目指している。上坪さんは「帰ってきて、あらためて地元の美しさに感動した。地元への恩返しのつもりでやっており、値段も抑えている。仕事も丁寧にすることを心がけています。ぜひ気軽にご来店ください」と呼びかけている。

 

TEL.０７３５-３８-８０１９(予約推奨)
新宮市神倉４-３-１５
営業時間/午後５時～午後１１時
定休日/水曜日