三重県の感染者は、29日が343人、30日が181人。月曜日は感染報告が少ない曜日だが、いずれも前週に比べ89人、87人の減。ピークを超えたように思える。新学期が始まり、この後2週間でどうなるか。
県は6月に、新規感染者が2日連続17人を超えたらその後、感染者が急増する恐れがある、と発信していた。少なくとも7月29日には3日続けて17人を超え、増加のサインが出ていた。この時点では病床にも十分な空きがあり、盆の帰省を控えて呼び掛けがためらわれたという事情もあろうが、この段階で厳しい措置に舵を切っていれば、ピークを遅らせる、あるいは山を小さくすることができたのではないか。
人口10万人当たりの新規感染者数、病床使用率、感染経路不明率などの指標がステージ4を超えている。いずれもステージ2以下になってこないと緊急事態の解除は難しい状況。
現在、知事選挙が行われているが、新知事はおそらく緊急事態の中で就任することになる。ピークを超えたとしても一日の感染者は例えば200人超などで推移する可能性がある。円滑かつ強力に病床確保や宿泊療養施設の確保を図ってほしい。
(M)