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道瀬遺跡の出土品など 県熊野庁舎で紹介展示

 紀北町道瀬の道瀬遺跡の紹介展示が、熊野市井戸町の県熊野庁舎1階ホールで開かれている。出土した土器類を解説パネルとともに展示している。

 熊野灘臨海都市公園整備事業に伴い、平成9年度と10年度に県埋蔵文化財センターが実施した調査について紹介する取り組み。古墳時代から鎌倉時代の土器や石製品、土釜片など、27点を取り上げている。
 
 調査では、古墳時代はじめ(約1700年前)から鎌倉時代はじめ(約800年前)の遺構や遺物が確認された。特に、古墳時代後期(約1550~1400年前)の土師器(はじき)や須恵器(すえき)などの土器が大量に出土したことから、港など物資の集積地であったと考えられるほか、鬼高式(おにたかしき)と呼ばれる南関東地域の土器や、大阪府や愛知県で作られたとみられる須恵器も出土しており、海を介して、遠隔地とも交流があったことが分かったという。
 
 このほか、鎌倉時代の製塩炉や土釜片(どがまへん)も確認できたことから、この遺跡で塩づくりが行われていたことも判明している。
 
 展示は来年1月28日(金)までの予定。平日の午前8時30分から午後5時15分まで、自由に見ることができる。
 

      8月20日の記事

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