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紀南抄「走る時はグーかパーか」

 東京オリンピックが閉幕した。開会前には賛否両論あったが、いざ始まってみると、毎日楽しみに応援していたという人も少なくないのではないだろうか。私はネットニュースでその日の結果を夜に見るのが日課になっていたため、それがなくなって喪失感すらある。開催してよかったと答えた人が6割にのぼったという世論調査もあり、結果的に成功したといえるのではと思う。
 
 オリンピックに関する記事の中でおもしろいものを見つけた。それは、走る時の手の形がグーかパーのどちらが速いのかというもの。個人的な見解だが、小中学生ぐらいの子どもはグー、陸上選手はパーと感覚的に思っていた。パーの方が何となく、プロっぽいというか。だから、今回の五輪での男子100メートルの上位選手ではだいたい半々ということに驚いた。同種目世界記録保持者のウサイン・ボルト氏もグーだとか。
 
 実際には手の形はタイムに影響はなく、走りの形を整えることの方が重要という。ただしグーといってもギュッと固く握ると、肩に力が入りすぎてよくないそう。ちなみに私は握りしめる派。今度走る機会があったら気を付けてみようと思う。
 
 【織】

      8月11日の記事

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