20日をもって沖縄県を除く9都道府県の緊急事態宣言が解除され、このうち北海道、東京、愛知、大阪、兵庫、京都、福岡の7都道府県は7月11日までを期限とするまん延防止等重点措置に移行。5県に適用されているまん延防止等重点措置は埼玉、千葉、神奈川の3県で同日まで延長し、三重と岐阜は20日で解除されることになった。
切り札とされるワクチン接種。17日現在で、総人口約1億2712万8905人に対する接種率は1回目が12.05%、2回目が3.05%。徐々に加速しているものの、その接種率はまだ低い。
ワクチンに期待されるのは接種した本人ほか、一定割合以上が免疫を持つことで他の人に感染しにくくなる集団免疫。その割合は感染症の種類によって異なり、新型コロナではその効果ははっきり分かっていないが、政府分科会の会長は「7月や8月に接種率が少し上がっても、集団免疫の考え方は早すぎる」と述べている。
3月から始まった第4波は終息に向かっているようだが、変異株の存在も気になるところで、羽目をはずせば第5波もありうる。気を抜かず、改めて感染防止に努めたいものである。
(J)