例年、7月前後に集中するのがエアコンの点検や修理、取り付け工事。購入から取り付けまで数週間待たされる場合があるという。
当地方でも近年は35度を超える猛暑日があり、熱中症予防の面からも欠かせない生活室需品で、夏本番前の試運転が大切。内閣府の消費動向調査をみると、家庭用のエアコンは11~13年ほどが寿命で、買い替えられており、古いエアコンを使っている人は特に注意が必要。
冷房に除湿、暖房の機能もあり1年を通して使っている人もいるが、大切なのはフィルターの掃除。空気を吸い込む際のフィルターやその奥の冷却フィンなどにホコリがたまっていると、吸い込む空気量が少なくなって部屋を冷やす効率が悪くなる。フィルターを掃除することで約4%の節電につながるとされ、2週間に1度の掃除が推奨されている。
運転に当たって、部屋の中の空気が外よりも暑いときは、エアコンを入れる前に窓を開けて部屋の換気を行う。室温の上昇を抑えるためにすだれや緑のカーテンで部屋を日陰にする。風向を変えたり扇風機を使って部屋の空気を循環させると効果的。早めの点検と上手な使い方で夏を乗り切りたいものである。
(J)