昨年から続くコロナ禍により、長期入院中の家族を中々見舞うことができない状況が続いている。この病院では、人数や時間を制限し、患者との間隔を取っての面会が許可される時期もあったが、感染の拡大によって現在はこれも中止。昨夏以降、こうした面会中止と条件付き許可を何度か繰り返している状況で、現在はオンラインによる面会のみ受け付けている。
家族の状態は気になるものの、病院内で感染者が発生すれば、たちまちクラスター(感染者集団)になる危険性が高く、外部からの人の出入りには慎重にならざるを得ないことは十分理解できる。当方は、平日限定のオンライン面会は申し込みづらく、定期的に好物の差し入れを届けることで、「会いに来ている」というメッセージを届けている。
病院の医師・看護師をはじめ、福祉施設を含めて職員の方々の苦労は相当なものだろう。一方で、入院患者や施設利用者の生活もさまざまな部分でコロナ前まではなかった制限がかかり、ストレスに感じている人も多いと察する。何とか一日も早くコロナが終息し、普段通りの生活に戻ることを願うばかりだ。
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