改正高年齢者雇用安定法が今年3月に成立。4月1日から施行されている。改正のポイントとして、従業員の70歳までの就労確保を努力義務とする規定が盛り込まれている。内閣府「老後の生活設計と公的年金に関する世論調査」では、何歳まで仕事をしたいかとの質問に、「60歳~65歳」30.7%と最も多く、次いで「66歳~70歳」21.5%と続く。
仕事をしたい理由・やめたい理由を見ると、やりがいを口にする一方で、経済的理由をあげる人が多くいる。逆に、金銭的な不安が解消されていれば、仕事はしたくない…との本音が見えてくる。
日本の健康寿命は男性が72.14歳、女性が74.79歳といわれている。70歳まで働くには、健康であることが第一の条件となる。さらに、その年齢で退職したい理由を問うと、「体力的・精神的に難しいから」29.0%と健康を理由に退職したいという人が多くいる。
筋力だけは年齢に関係なく、鍛えれば鍛えるほど応えてくれる。人生100年時代を豊かに生きるには、健康寿命を上げることが重要。充実したオーラを放つ老人を目指そう。
【茂】