新学期がスタートして1週間から10日余りが経過。入学した子どもたちも、徐々に学校生活に慣れてきているころだろう。先日、紀宝町の神内小学校で、新1年生に向けた交通安全教室があった。小学校へは歩いて登校しなければならないため、交通ルールを身に付ける必要がある。この日は、正しい横断歩道の渡り方と道路の歩き方を教わった。
私が住んでいる紀宝町の相野谷地区は交通量が少ないため、小学校前にある押しボタン式のものが唯一の信号機。数年前に周辺の道路が整備されてスピードが出しやすくなったが、ほぼ毎朝、校長先生と駐在さんが横断歩道に立ち、安全に渡れるよう児童を誘導してくれている。また、見通しの悪い交差点などにも交通指導員さんらが立って、子どもたちの通学を見守るとともに、ドライバーに安全運転を注意喚起している。
車の往来が少ない山間部育ちの子どもは、交通量が多い道や国道の横断に慣れている市内などの子どもに比べて危機感が薄いのが心配。私自身、被害者にも加害者にもなると心得て、この時期は特に気を引き締めてハンドルを握りたい。
【織】