南紀熊野ジオパーク推進協議会と環境省近畿地方環境事務所は３月６日（土）午後１時～４時３０分に、串本町潮岬の南紀熊野ジオパークセンターで「第８回南紀熊野ジオパークフェスタ」を開催するが、事前に公表した内容に一部変更があった。

　今回、コロナ禍での新たな活動を進めるための試みとして、オンラインを活用しての開催。同センター１階では吉野熊野国立公園と北山村筏流しのパネル展示、センター駐車場には実物の筏（いかだ）が展示される。また、２月３日に県西牟婁振興局で開催した南紀熊野ジオパークフォトコンテスト最優秀賞表彰式の模様を会場で上映する。

 

　講演は、高木秀雄氏（早稲田大学教育・総合科学学術院教授）による、「南紀熊野ジオパークで体感する日本列島のジオの特徴−付加体、火山、そして地震」をテーマとしたもので、東京からのライブ映像を会場で上映する。同センターホームページからオンライン配信でも視聴できる。会場での講演の聴講を希望する人は事前申し込みが必要。定員は７０人、参加費は無料で先着順。

 

　「南紀熊野ジオパークガイド」と黒潮でつながる地域のジオパークガイドとのオンライン交流会（活動報告、交流会）では、銚子ジオパーク（千葉県）、伊豆大島ジオパーク（東京都）、伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク（静岡県）、室戸ユネスコ世界ジオパーク（高知県）、土佐清水ジオパーク構想（高知県）、桜島・錦江湾ジオパーク（鹿児島県）、三島村・鬼界カルデラジオパーク（鹿児島県）−の７か所のジオパークと交流する。前半の「活動報告」は無料オンラインで配信される。ＵＲＬは南紀熊野ジオパークホームページイベント情報に掲載される。

 

　なお、新型コロナウイルス感染防止のため、来場の際は、マスクの着用、入場前の手指の消毒、検温、咳（せき）エチケットなどに協力を求めている。

 

　問い合わせは、南紀熊野ジオパークセンター（電話０７３５-６７-７１００）。