時計類やその部分品を製造販売するメーカーが全国の働く男女400人を対象にした時間に関する調査で、ビジネス、プライベートともに予定時刻の5分前までに到着しているとの回答が8割を超え、時間を守ることに対する日本人の意識の高さが表れている。
遅刻で「信用を無くしてしまう」と考える人は会社の始業や社内会議が5割弱、取引先との打ち合わせは7割強でそれぞれトップ、2位は「事前に連絡すれば大丈夫」。家族や友人との待ち合わせではトップが「事前に連絡すれば大丈夫」で6割弱、「信用を無くしてしまう」が2位となっている。
一方で、遅刻すると回答した人は始業が1.5%、社内会議や打ち合わせは0.5%、家族や友人との待ち合わせは2.8%。頭が古いのか、「遅れても気にしない」が2.3%~7.8%、「少し遅れるくらいがマナーだ」と考える人が0.8%いることに驚きを感じる。
日本の「5分前行動」は世界的には珍しいとされるが、時間厳守が当たり前の日本にあって、遅刻は少なからず周りに影響を与える。ビジネスシーンで遅刻しても平然とし、直そうともしないなら、他人からの評価は上がらない。
(J)