三重県立特別支援学校東紀州くろしお学園の子どもたちの作品や実習レポートの展示会「くろしおミュージアム」が6日から、熊野市井戸町の同市文化交流センターで開かれている。絵や湯飲み、ツタと貝殻などを利用した作品など約100点が紹介されている=写真。
小学部の5人は、大きな模造紙を使い、さまざまな手法で季節感を表現。夏の風景は、水色を背景に紙を貼ってヒマワリと西瓜を、秋は赤いインクで手形を押し、栗やドングリの切り絵を散らして紅葉をイメージした作品を作った。
中学部は7人で、牛乳パックを再利用した紙すきの写真や、キリンやパンダなどの動物の絵を展示している。
高等部は15人で、それぞれが茶碗やクリスマスリースなどの作品と、9月末から10月上旬に行った現場実習の様子のレポートを掲示している。
10日(日)まで、自由にみることができる。また、子どもたちがすいた紙で作った封筒ももらえる。同校では多数の観覧を呼び掛けている。