新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。正月3が日で熊野三山に初詣の様子を取材に訪れたが、いずれも昨年に比べて半数以下の人出となり、事前に呼び掛けた分散参拝が浸透していたようだった。各所に消毒液の設置や、参拝者同士の間隔をとるよう繰り返しアナウンスが流れるなど、感染防止対策を徹底していた。交通安全や周辺の混雑緩和にもつながったことから、今回生まれた新たな形が来年以降も続く可能性もある。
さて、新春の風物詩でもあった成人式は昨年末、多くの自治体で延期が発表された。消防出初め式も規模を縮小し式典のみとしたところが大半。新型コロナウイルスの影響は年が明けてもなお続く。
初詣に訪れた人の多くは「コロナの早期終息」を願ったことだろう。当方も今年はその1本に絞って手を合わせたが、果たして。首都圏では緊急事態宣言の発令を国に要請し、その動向が気になるところ。今のペースで重症患者が増えれば確実に医療崩壊が起きる。国が責任のある対応をとるべきで、われわれ国民は一人一人が基本的な感染防止対策を続けるしかない。
【F】