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不連続線「来年は明るい1年に」

 今年は世界各地が新型コロナウイルスに翻弄された。ワクチン接種が始まりつつあり、来年に向け終息の期待が高まる。一方で、インフルエンザのように毎年一定の流行が起こる懸念もあり、治療薬の開発、治療法の確立が今後の課題。薬ができるまで、厳戒態勢が続く。
 
 「新しい生活様式」はかなり定着した。一方、往来自粛や、飲食店に気軽に行けない状況が続くなど、経済への影響は極めて大きい。観光産業も打撃が大きい。年末年始の書き入れ時に、通常の帰省も含めて人の動きが激減している。
 
 数年前、強毒性の新型インフルエンザの大流行が懸念された。対処計画が策定され、当初はそれに基づいた動きとなったが、コロナ禍で課題も浮き上がった。現在進行形で対応が必要なので検証する時期ではないが、反省と改善の検討が必要だろう。
 
 ともかく早期の終息が願われる。日本人は、古くから神仏への厚い信仰を持ち続けている。初詣にその思いを込めて出かける人も多いだろう。3密を避けるため、各神社などは「元日にこだわらずに分散で」などと呼び掛け、平日の参拝を促しているところもある。来年は明るい1年になることを祈りたい。
 
(M)

      12月29日の記事

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