尾鷲市内のとある温浴施設で少し前「衆議院三ツ矢のりお 未来への責任」と書かれたA4判のチラシを見た。編集・発行は自由民主党三重県第四選挙区支部。10月号ということで、東京都がGoToトラベルの対象に加わったこと、アメリカのトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したこと、そして日本学術会議の会員任命問題について取り上げている。
フランスではバカンスシーズンにキャンペーンをして南仏の観光地で感染者が急増したとか、コロナ対策を(個人的に)とらないことが大統領に有利に働くとは思えないなどと率直な印象がつづられている。学術会議の問題にからめ、政治のあり方については「政府の決定したことについて国民に対して明確な説明がなければなりません」と記している。
自民党の優れたところは、多士済々でまっとうな党内議論が行われてきたこと、という話を読んだことがある。そのブレーキが効かなくなってしまった。
新型コロナウイルス感染症で大変な時。企業倒産が急増するかもしれないともいわれ、不祥事の話題で時間を使うのは死活問題。自ら襟を正して本来の仕事ができるようにしてほしいものだ。
(M)