ゲートボールは日本発祥のスポーツで、1947(昭和22)年、ヨーロッパの伝統的な競技「クロッケー」をヒントに考案された。当初は子どもたちが気軽に楽しむための遊びとして考案されたが、体力的な負担も少ないことから、高齢者向きのスポーツとして脚光を浴びた。
新宮市の「スポーツボイス体験会」にお邪魔した。その盛況ぶりに驚いた。公認インストラクター・森まりかさんの活躍の場は、今や紀宝町のみならず、那智勝浦町にも及んでいる。東哲一郎氏が、海外の超一流アーティストとの豊富なレコーディングワークの経験から、日本と世界の差に愕然。日本人には息と声を出すための「身体をつくる」ことが足りないと確信。「発声」に特化したスポーツボイスを開発する。
自治労三重県本部町村協議会のチャリティースポーツ大会では、「モルック」というスポーツを目にすることに。フィンランドの伝統的なゲームを日本風にアレンジ。ルールさえ覚えれば誰でもかんたんにプレーできる。屋外、屋内を問わず楽しめ、チーム戦のため勝利も悔しさも共有。普及の予感がする。
【茂】