国道42号にある駐車帯や路側帯。普段気にしなければそれまでだが、注意して見ると空き缶やペットボトル、ごみを詰めたレジ袋などが転がっている。新型コロナウイルスの影響で、往来する車が少なかったときはごみも少なかったが、交通量が戻るに従って増えてきた感がある。
ポイ捨ては外来者に限らない。町中では比較的ごみは少ないものの、家が途切れた空地などにはペットボトルや空き缶が転がる。さらに、住宅近くでも草木が生い茂る川の斜面など人目に付きにくい場所にはビニール袋に入れた複数の空き缶が捨てられることも。
使い捨てプラスチックへの意識を高める象徴的な取り組みになるとして始まったレジ袋の有料化から間もなく5か月になろうとしている。マイバッグを持参する買い物客の姿がそれまでより多く見られるようになったが、一部の人には全く関係ないようで、相変わらずごみをポイ捨てするための袋に使われている。
レジ袋を通して、よりごみを出さない生活など、ライフスタイルを見直すきっかけになることを期待したが…。ポイ捨てごみを無くすには、もっと強硬な対策や監視が必要なのかもしれない。
(J)