どこで、どのくらい危ないのか…危険度の高まりを5段階の色分けで確認できる危険度分布。土砂災害と浸水害の大雨警報、洪水警報の3種類で、安全なうちに避難するために、気象庁が提供している。
この危険度分布を活用し、協力事業者5社が大雨による災害の危険の高まりを、スマートフォンのアプリやメールで、リアルタイムで自動的に知らせてくれるサービスを行っている。
通知を受け取ることで、避難が必要な状況となっていることに気付くことができ、自主的な避難の判断に役立てることができる。また、離れて暮らす家族が住んでいる場所を登録しておけば、その場所の危険度分布の通知を受けて、連絡することも可能。
梅雨前線の影響で、全国的に記録的な雨をもたらした7月豪雨。熊本県を中心に長野から鹿児島まで9県で82人が犠牲となり、行方不明者は4人。住宅被害も各地で相次いだ。当地方では幸い大きな被害はなかったが、この間の雨量は平年の約2倍。
台風シーズンに入り、秋雨前線など、これから晩秋にかけて、毎年大雨がある。「防災みえ」のLINEも含め、積極的な活用で早期避難につなげたいものだ。
(J)