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不連続線「気象災害に備える」

 熊本県など九州や岐阜、長野で大雨の被害が出ている。一度、雨が上がったり弱まったりするものの、再び雨が降って危険な状況になる可能性があるという。
 
 移動中、ラジオのニュースを聞いている。「危険な状況にならないうちに避難を」と呼び掛けられているが、危険な状況にならなければ、避難に関する情報は流れてこない。
 
 手っ取り早いのはネット。気象庁のホームページをパソコンで見ると、「この雨大丈夫?そんな時 危険度分布」と書いたイラストがあり、土砂災害、浸水害、洪水の危険度が地図上で色分けして表示される。雨の様子のうち、「今後の雨」は15時間先までの予想が見られる。前日夕方には翌日未明の危険度がある程度把握できる仕組みになっている。
 
 「防災情報」の中に「早期注意情報(警報級の可能性)」の欄があり、市町ごとに警報・注意報の発表・解除の見通しが書かれている。こちらは数日先まで概況が把握できる。
 
 使い慣れていないと、どこに情報があるか分からないのが課題。市町が防災無線などで先の見通しを発表できれば、早めの避難につなげることができるのではないか、一考を期待したい。
 
(M)

      7月 8日の記事

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