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不連続線「シーモデル事業はスピードも必要」

 尾鷲市の将来に決定的な影響を持つSEA(シー)モデル事業と東紀州広域ごみ処理事業。年度が終わろうとしているが具体的な話があまり見えてこない。広域ごみ処理施設の場所は第2ヤードになりそうだが確定していない。シーモデルでもE分野の中核施設で、全体のプラン策定に影響を与えている。

 市役所が中心になっているS分野で、誘客の目玉と考えられているのはグランピングと釣り桟橋。日本グランピング協会によると、グラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した「良いところ取りの自然体験」「キャンプ風な宿泊施設」とのこと。

 釣り桟橋は発電所の揚油桟橋をそのまま使えず整備にそれなりの資金が必要になる。資金をどのように調達するのか。グランピングについては企業が手を挙げてくれるのが一番だがスピード感も求められる。

 来年夏には尾鷲南北インターチェンジ間がつながる。今は確実に市内に来ている車の流れがなくなる。釣り桟橋かグランピングのどちらかは、このタイミングで始められることが停滞を改善する一つの手立てだろう。

(M)

      3月30日の記事

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