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紀南抄「少しの変更でも新鮮な感覚」

 新春の風物詩の一つ、新宮市駅伝大会が19日に市内で開かれた。世界遺産の熊野速玉大社をスタートし、国道42号から東牟婁振興局前を経由、王子ヶ浜沿いを走り、駅前から商店街を通って市役所をゴールとする4区間7.1キロのコース。今年は小学生から一般まで151チームが参加し、沿道の声援を受けながら、たすきをつないだ。

 今年の大会から、わずか100メートルだが距離が伸びた。昨年まで中央通り前でゴールだったのを、交差点を曲がり、市役所別館前までに変更。駅伝でありがちな最後のコーナーを曲がってのデッドヒートが数多く見られたほか、見物客も最後の直線の両側に花道を作り、大きな声援を送っていた。何だか新鮮に感じた。

 また、新宮市魅力発信女子部のメンバーが表彰式で入賞チームに贈る冠を手作りした。速玉大社の御神木と同じなぎの葉を使ったもので、入賞チームのメンバーは少し照れながら頭に掲げてもらっていた。

 例年行われる駅伝大会だが、このような変化を付けていくことで盛り上がりの継続、新たな参加層の発掘にもつながる。

【F】

      1月20日の記事

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