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インフル 流行の兆し 注意報基準値を突破

王子ヶ浜小で組閉鎖も
 
 和歌山県は10日、インフルエンザの発生が注意報基準値を超えたことを発表した。本紙エリアでも、新宮市立王子ヶ浜小学校の1年生で組閉鎖が発生するなど、流行の兆しが見え始めている。
 
 県内にある49医療機関からの患者報告数により、昨年の12月23日から12月29日の時点で注意報基準値を超えた。全国での報告数も、昨年の12月9日から12月15日までの時点で注意報基準値を超えており、いよいよ拡大が本格化しつつある。
 
 拡大の目安として、県内の保健所ごとの数値を見ると、橋本、和歌山、岩出の順で流行している。田辺はその2分の1程度、新宮は3分の1程度となっている。一方で串本は、報告なしの数値0に留まっている。なお、王子ヶ浜小では、1年2組の31人中、インフルエンザの患者数が12人、欠席者数が8人におよび、11日(土)から15日(水)まで組閉鎖となった。
 
 和歌山県は、予防対策の実施を呼び掛けている。発熱やせきなど、インフルエンザが疑われる症状がある場合は、早めの医療機関の受診をすすめている。特に、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある人に向けては、重症化の恐れもあるとして、注意を促している。
 
 予防として
  • 予防接種を受ける
  • こまめに手洗いを行う
  • 加湿器などで適切な湿度を保つ
  • 食事や睡眠など健康管理に努める
 −などが重要としている。
 
 また、咳エチケットとして
  • マスク着用
  • 周囲の人からなるべく離れる
  • 咳やくしゃみをするときは、他の人から顔をそらし、ティッシュなどで口と鼻を覆う
  • 咳やくしゃみを押さえた手を洗う
 −なども行うよう伝えている。

      1月11日の記事

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