全国商工会青年部連合会の統一事業「”絆”感謝運動」の一環として、南紀くろしお商工会青年部は20日、熊野・那智ガイドの会と合同で、那智勝浦町の世界遺産・熊野古道「大門坂」の清掃活動を実施した。
同青年部はこれまで、学校のプール清掃などで地域貢献に努めてきた。今回は「世界遺産 大門坂 大掃除キャンペーン」と銘打って、熊野を訪れる世界各地や日本全国からの観光客に感謝と心遣いを、「清掃」という作業を通じて感じてもらおうと計画した。普段から観光客を案内し、大門坂を熟知している同ガイドの会に協力を呼び掛けたところ、快諾を受け、ともに汗を流すことにした。
合わせて約20人の参加者は大門坂駐車場に集合。同青年部の成田雅史部長はあいさつで活動の趣旨を伝えるとともに、「落ち葉は自然のものなので、7割程度きれいにして、3割程度は残すようにしていただけたら」と呼び掛けた。また、ガイドの会の会員は「途中ですれ違う観光客には、日本人なら『おはようございます、いってらっしゃい』、外国人なら「グッド・モーニング、ハブ・ア・ナイス・デイ」と声掛けをお願いします」と伝えた。
一行は竹ぼうきを手に大門坂を進み、中腹で記念写真を撮影したあと、2手に分かれて清掃を進めた。ガイドの会の会員が普段からごみには気にかけていることもあり、目立ったごみは落ちておらず、落ち葉にしぼって参道から外に掃き出した。青年部の会員の一人は「久々に大門坂を歩いてしんどいけど、気持ちいい」。ガイドの会の会員は「今日は霧が出て幻想的な光景が広がっている。めずらしい」と話していた。
大門坂は今から800年前の鎌倉時代に造られた、杉並木の石畳が600メートル続く。観光客は麓の駐車場から歩いて熊野那智大社、那智山青岸渡寺、那智の滝を目指す。ガイドの会によると、最近は外国人6割、日本人4割の来訪者という。
