尾鷲市天満浦の天満荘で、天満堤防から撮影した朝日の写真展が開かれている。松井まつみさん（８１）が昨年３月から今年６月まで、ほぼ同じ位置から撮影した写真約５０枚など、１００枚を超える写真を、佐波留など尾鷲湾から見える景色を書いた大きなイラストに貼り付けている。松井さんは「尾鷲の朝日をアピールしたい」と話す。

　昨年１月に東京に出掛けた時に知り合った滋賀県の人に「海から昇る朝日を見たことがない」と言われ、朝日が地域資源と認識。魅力を伝えるために〝定点観測〟に取り組むことにしたという。

 

　天気のいい日を中心に、家事などに影響のない範囲で堤防へ通ったという。撮影した写真は約５００枚。「日々感動することが多い。海から太陽が昇るのは９月、１０月と２月、３月ということが分かった。佐波留に太陽が掛かるのは、春と秋それぞれたったの１０日くらいずつ」と話す。

 

　８月１６日（月）まで。金曜日から月曜日の午前１０時から午後４時まで見られる。松井さんは「スマホできれいな写真を見せてもらうことも多い。自慢の朝日の写真をプリントして持ってきていただければ、部屋に飾りたい」と観覧と写真の提供を呼び掛けている。