紀北町は4日に防災訓練を実施。南海トラフ地震と大津波が発生した想定で、町内各地区で避難や炊き出し、消火、情報伝達などの訓練が行われ、災害への備えを強めた。
訓練には住民約2000人のほか、町役場、自主防災会、自治会、消防団、三重紀北消防組合消防本部、海山と紀伊長島の消防署、三重県警が参加。午前9時に南海トラフでマグニチュード9.0以上、沿岸部で震度7、の地震が起こり、10メートル以上の大津波が来襲するという想定で行われた。
大津波警報の放送、緊急速報メールを受け、雨の中、各地区で避難訓練を開始。住民は防災リュックなどを持ち出して高台に避難した。住民は海山977人、紀伊長島1071人、合わせて2048人が参加した。
相賀の紀北健康センターにも、傘を差し、非常用持ち出し袋などを持った住民が集まり、外階段を上って屋上を目指した。近くの渡利集会所では町婦人会によるアルファ米とカレーの炊き出しが行われ、参加者がアンケートに答えながら、非常食を味わった。
矢口浦の旧矢口小学校には住民約90人が集まり、避難者名簿を更新し、7月に導入した衛星インターネットサービスのスターリンクの説明を受けた。県の防災シンポジウムの動画を放映し、能登半島地震の被害などから防災の備えの知識を深めた。
役場職員は土のうを作製したり、排水機場の操作の確認、簡易トイレ用のテントやベッドの説明などの避難所運営の確認に取り組んだ。
