“ながらスマホ” 即検挙も
春の全国交通安全運動が6日、始まった。15日(水)までの10日間、警察は関係機関と連携し、街頭啓発をはじめ各種行事を通して、ドライバーや歩行者に交通安全を呼び掛けていく。また、今月1日から16歳以上を対象に、自転車の交通違反に対して新たに交通反則通告制度、いわゆる「青切符」が導入された。警察では、自転車利用者に改めて交通ルールを順守するよう求めるとともに、違反行為に対しては指導・警告を行い、“ながらスマホ”などの悪質・危険行為では即検挙となることを伝えている。“ながらスマホ”の反則金は1万2000円で、自転車の違反行為の中で最も重い。
今回の運動の重点は、
- 通学路・生活道路におけるこどもを始めとする歩行者の安全確保
- 「ながらスマホ」の根絶や歩行者優先等の安全運転意識の向上
- 自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・順守の徹底
ーの3点。
運動初日、新宮市交通事故をなくする市民運動推進協議会は、同市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で、新宮署や県東牟婁振興局ほか関係団体と合同による決起集会と街頭啓発を行った。
主催者を代表し、同協議会会長を務める上田勝之市長は「交通事故のない社会を目指し、誰もが安全で安心して暮らせるまちとして、あらゆる機会を通じて交通ルールとマナーの順守を訴えていく」とし、関係機関・団体の引き続いての協力を呼び掛けた。
東牟婁振興局の米田拓司局長は今月1日付の異動で着任したことを伝え、前職の観光局長時代に東牟婁地方のサイクリング推進を図るうえで、交通安全にも関わったとしながら「東牟婁地方は高齢化が特に進んでおり、高齢者に対する交通安全啓発が大事なる。4月1日からは自転車の交通反則通告制度が始まったことも含め、“ながらスマホ”の根絶と歩行者の安全を重点に取り組んでいく」と述べた。
新宮署の橋本健輔署長は、昨年中の管内の交通情勢について、総事故件数は減少しており、今年に入ってからもその傾向が続いていると報告。一方で、これから春の行楽期を迎え、交通事故の増加が懸念されることから、運動を契機に安全意識を一層高めるよう求めた。また、自転車の「青切符」について、「街頭を見ると、ルールを守れていない自転車は多いが、住民にとって自転車は最も身近な乗り物。ルールの順守をいかに進めていくか。皆さんの職場でも機運を醸成してほしい」と呼び掛けた。
続いて、和歌山市出身の漫画家・マエオカテツヤさんが自身の経験をもとに交通安全講話を行い、決起集会は終了。このあと、参加者は交通安全チラシを入れた物品を買い物客に手渡す啓発活動を行った。
■自転車ルール順守を
18歳以上で運転免許証が必要な車に対し、自転車は幼児から高齢者まで免許なしに誰もが乗れる身近な乗り物。新宮署の丸山誠交通課長はこの点に触れ、「自転車のルールを知らない、守られていないというのが現実にある。いかに皆さんに意識改革を進めてもらうか。警察は、街頭で警告・指導し、大きな事故につながる危険行為や、警告・指導を守らない悪質行為に対しては反則通告制度で検挙していく」と述べた。
