2006年(平成18年)に有田川町で発見され、2023年(令和5年)に新種となったモササウルス類、メガプテリギウス・ワカヤマエンシス(通称・ワカヤマソウリュウ/和歌山滄竜)の実物大の全身復元骨格(全長約6メートル)と生きていた時の姿を復元した生体復元模型(縮尺5分の1、全長1.2メートル)が和歌山県立博物館で作製された。これらを展示する巡回展「復活!!ワカヤマソウリュウ」が25日(金)~9月15日(月・祝)の期間、南紀熊野ジオパークセンター(串本町潮岬)で開催される。入館無料。開館時間は午前9時~午後5時。期間中無休。
ワカヤマソウリュウは全身のおよそ7~8割ほどの化石が発掘されたが、全身復元骨格模型では、発見されていない部分も他のモササウルス類の化石を参考にしながら復元されている。
ワカヤマソウリュウは有田川町鳥屋城山で推定約7200万年前の地層から発見されたモササウルスの通称。学名は「メガプテリギウス・ワカヤマエンシス」。海に生息した爬虫(はちゅう)類で、恐竜の仲間ではない。